『アイドル裏営業 ~汚されたステージ衣装~』感想

概要

タイトル:アイドル裏営業 ~汚されたステージ衣装~

メーカー:チャンネル奪

発売日:2019年07月26日

プレイ時間:2時間

感想

 売れないアイドルが枕営業に手を出すよくある内容なのだが、メインヒロインの鈴音に全く魅力がない。枕営業に抵抗がなく身を捧げる事に対する葛藤が皆無。トップアイドルになるための仕事って感じで淡々とこなすから何の感情も湧いてこなかった。鈴音だけじゃなく、(主人公であろう)マネージャーも自分が見出したアイドルが枕しよってんのに所詮選択肢の一つを選んだに過ぎないスタンスだから負の側面が一切存在しない。

 枕営業モノで核となる心の部分に障害が無いため、枕営業して仕事を貰うを繰り返す何のドラマもない状況が続く。制作サイドもそう思ったのかは分からないが、後半は枕営業と全く関係ない同じ事務所のアイドルからの妬み嫉みで心身共に限界を迎えるよく分からない展開になる。結果、鈴音がアイドルを辞めても、続けてもハッピーエンド。なんならもう一人のヒロイン希星のマネージャーになって鈴音とは疎遠になるルートでもハッピーエンド風で終える。何なんだこの作品は…。

 少し思うのはこの作品視点がブレまくる。アイドルとマネージャーの視点を行き来するから誰の話なのか掴みどころのない印象がある。もうちょっと踏み込みたいけど作品に引っ張られて上手く言葉に出来ない。

 抜けりゃストーリーはいいだろと思いたかったけどエッチシーンはエロくない。基本裸orアイドル衣装の二択でバリエーションは乏しいし、プレイ内容も比較的ヌルめであまり変化はない。若干調教要素が入っているから若い娘がおっさんにやられる部分だけ見れば刺さる人が居るかもしれない。エロくないから虚ろな目で連打して終わりました。

おわり

 枕営業モノならもっと他に良いのあるから本作をプレイする意味は感じない。